大切なのは自分の軸を見つけること
看護師として誇りを持って働くためにも、自分の軸を明確にしましょう。軸を見つけることができれば、迷わず日々の仕事に臨めます。
軸を持つことの重要性
看護師の仕事はやりがいがある一方で、負担も大きいです。大変な仕事をしていく中で、自分の軸がなければ働くことに疑問を持ってしまうでしょう。大切にしたいことや求める条件は人によって違うはずです。自分にとって何が本当に大切なのかを確認してください。
特に重要なのが、自分の看護観です。看護観の軸がしっかりしていれば、自分の仕事を振り返る際の基準がぶれずに済みます。冷静にやりがいを持って看護師として働くためには必要不可欠なものです。看護観を見直す際は、自分がなぜ看護師になりたいと思ったのか、これまでにどういった出会いがあったのかなどを振り返るといいでしょう。
大切にすべきポイント
看護師として働く上で大切にすべきなのは、思いやりを持って周囲と接することです。対人業務なので、思いやりがなければ人間関係にひびが入ります。患者だけでなく、一緒に働く同僚に対しても思いやりを持ってください。その上で、円滑なコミュニケーションを心がけましょう。看護師は他者との連携がカギになる仕事です。これまでの業務内容や患者の情報を共有することで、現場がスムーズに回ります。会話だけでなく、文章やデータを有効活用して情報を共有してください。
また、看護師は心身に大きな負担がかかる仕事です。そのため、精神的・肉体的なタフさを養う必要があるでしょう。運動習慣やストレス発散の方法など、心身の健康を保つための術を見つけておくことが大切です。
患者と接する上で特に大切なのが、細かいことにも気付ける観察力です。数値だけでは測れない変化にも気付ける観察力を磨きましょう。普段と異なる点がないか、日頃から注意深く観察することが大切です。その上で、有事の際には機転を利かせて臨機応変に対処する力を培ってください。医療現場はイレギュラーな事態が発生しやすいので、そうした時にも冷静な判断ができるようにしておきましょう。
まとめ
以上が、自分の軸を持つことの重要性と、看護師として大切にすべきポイントです。考え方に軸があれば、上手くいかない時にも迷わずに済みます。看護師の仕事はやりがいが大きく、魅力に溢れています。この仕事を続けていくためにも、自分なりに工夫しましょう。最初から確固とした看護観を持っている必要はなく、働いて学びながら自分なりの考えを構築しても構いません。常に高みを目指す姿勢を忘れずに、いずれは周囲から信頼されるような看護師になりましょう。