心が弱っている時のNG行動
心が弱っている看護師がしてはいけないNG行動を紹介します。ついやってしまう人は注意が必要です。
まずは早めに休もう
心身が疲れていることが明らかなのに、無理に仕事をするのはNGです。無理をすることで状態が悪化し、何らかのミスが生じる可能性もあります。一時的にでも休むようにしましょう。明らかな不調でなくとも、予兆があるなら注意が必要です。例えば、「気分が沈む」「イライラする」「落ち着かない」「食事が不味い」「睡眠の質が悪い」「何をしても元気が出ない」といった状態が続くのであれば危険です。このような症状がある時に無理に仕事をすると、ふとしたきっかけで限界を迎えてしまいます。不調を感じたら早めに休むことが大切です。
間違ったストレス発散方法
心身の疲れに大きく影響するのがストレスです。仕事で感じたストレスは自分なりの方法で発散しなければなりません。上手く発散できれば、落ち込んでいた気分を切り替えて前向きに仕事に取り組めるようになります。ただし、ここで注意が必要なのが、間違った方法でストレスを発散してしまうケースです。
例えば、アルコールにはリラックス作用があり、適量であればストレス発散に効果があります。しかし、過度な飲酒は身体への負担が大きく、健康を害する恐れがあるので注意が必要です。依存性も高く、最悪の場合アルコール依存症になるかもしれません。また、過度な飲酒は睡眠の質も下げます。飲み過ぎないように節度を持って楽しみましょう。
また、食事もストレス発散には効果がありますが、やけ食いはNGです。やけ食いによるストレス発散は一時的なもので、繰り返すことで体調不良を引き起こします。特に注意が必要なのは甘いお菓子やジャンクフードです。やけ食いによって急激な血糖変動が起こると、疲労感や倦怠感、抑うつなどの症状が出ます。不健康な食生活は自律神経の乱れも引き起こすので、結果的にストレスへの耐性が下がってしまうかもしれません。そうなれば本末転倒です。
休日にずっと寝てしまう人も注意してください。平日と休日で体内時計がずれることで、時差ボケのような状態になってしまいます。疲れが溜まっている時は、「いつもの睡眠時間+1時間」程度に留めておきましょう。
ストレス発散のためにタバコを吸うのもおすすめできません。喫煙は健康を損なうリスクが高まります。喫煙をするとストレスが軽減するといわれますが、それはタバコの離脱症状で増えたストレスを緩和させているだけです。タバコを吸わなければ、そもそもニコチン切れによるストレスを感じることもありません。